
大阪最古の洋風建築物である泉布観の一般公開
先日、修復を終えた泉布観の三日間の一般公開があり、見事抽選にあたり拝見してきました。
上の写真は泉布観の2階バルコニーの写真です。
大きな石の柱に、ピンクの手すり、扉は鮮やかな緑でとても雰囲気がありました。
泉布観は1871年(明治4年)に造幣寮(現在の造幣局)の応接所として建設された建物です。
イギリスの古典的なコロニアル式をとり入れた2階建の本格的洋風建築としては、わが国最初のものである。
名称の泉布とは貨幣の意で、観は館であり史記の一 節からとったものである。
設計監督は英人ウォートルスで、一部レンガ材を除いて石材は日本産を用い、日本人の手で完成した。
1956年(昭和31年)には国の重要文化財に指定されました。
床が印象的な部屋、当時床のタイルは高級だった為、この床は木造。
木の板にこのようなデザインを塗装で施したもの。
通常のタイルと風合いはかなり異なるが、温かい感じが伝わってきて
素敵でした。
一見、普通のアンティークなライトかと思いきや、所々に人の顔がついている。
とても異様な雰囲気のライト。
これも当時のそのままだそうです。ただ、これは夜はかなり怖そうです。
どうして、このようなデザインを選んだのか、当時の方にお聞きしたいです。
とても気になりますね。
バルコニーからの眺めは、河が眺められて最高に気持ち良いです。
当時は大阪城までキレイに見えたのだろうなぁと想像できます。
さすがに古い建物なのか??「バルコニーには長時間出ないでください」
という注意書きがありました。
敷地内に隣接する旧桜宮公会堂(旧造幣寮鋳造所正面玄関、旧ユースアートギャラリー)では民間活力を利用し、
2013年4月15日よりパーティーレストラン「旧桜宮公会堂」として一般に公開され、結婚式場として活用されている。
偶然にも挙式をあげている方がいて、とても素敵でした。
古い建物をそのまま放置せずに、公開してかつ利用できるのは本当に理想的ですね。
良い建築物だからこそ多くの方に知ってもらい、たくさん残せると良いですね。
泉布観
http://www.osaka-info.jp/jp/search/detail/event_5992.html