偶然通りかかった「積木屋さん」にお邪魔して、店長のおじさんと立ち話、というより「積木」に関するお勉強会。
「積木屋さん」ではなく「おもちゃ屋さん」ですね♪
小さいときに遊んで以来、なかなか手にすることの少ない積木。
子供がいれば、また遊ぶことになるのでしょうね。
小さい頃は、ただ積木で家やお城をつくったり、車を作った記憶はあります。
こちらのお店にはドイツ製のおもちゃが多く揃っています、その中でも目を引くのが「積木」です。
おじさんが一言。
「積木は何にも考えず、積木のルールから逸脱した商品が数多い」
私は・・・「????」
「積木にルールがあるのですか????」
おじさん「あるよ!当然。積木を最初に作り、幼稚園を最初に考えた人が考えたんだよ」
私 「教えてください。」
(積木置き場に移動)
積木の基本形は「立方体」
この「立方体」からどんどん変形していくのが積木。
立方体を斜めに切ると三角形ができる。 これも積木。
立方体を縦に切ると直方体ができる。 これも積木。
・・・・・
そして、これが2倍で体積が同じ、高さが同じ・・・・
当然のことながら、2倍になったり、1/2になったり。
頭で理解していても、目で見る「積木」の形に、体積や高さが惑わされます。
ここで、積木のおじさんからクイズ
Q. 先日来られたお客様が、「家の積木が高さ30cmしか積めません」なぜですか?
とお店を訪ねてきたけど、その理由はわかる??
と質問されました。
私は言葉につまりました・・・
A. 正解は・・・と、その前に。さらに質問。
Q. 三角形の積木は立方体を実際に斜めに切ると1/2になる??
私> 切ると・・・なりますよね??
A. 不正解。
立方体を1/2に切ってもキレイな立方体にはなりません。
のこぎりで切ると「木くず」が出て、その分小さくなる。だから1/2にはなりません。
そして、最初の問題に戻る。
最初のお客様への答えは、そうです。
のこぎりで切ったものを積木にしているから、微妙にサイズが異なる。
つまり、歪んでいる。 だから斜めに傾いて、30cm以上積めないのである。
精巧に出来た積木はお家で天井まで届いても、倒れないそうです。
そんな、「積木」に心を奪われた私でした。
なんかいいこと聞いた気分。
「積木=整理」
積木は最小限のスペースで枠の中に片付けますよね。
でも、積木を雑に何のルールも無視して片付けようとしても、枠の中に収まりません。
「モノを整理」するときも同じように、無駄なスペースがあったり、ルールから乱れたモノがあると
余計なスペースをとります。
グループ分けをきちんと行い、収納スペースをきっちり使用すれば、同じ量でもキレイに
使いやすく収まると思います。
「整理収納」ではモノを減らす事を最初に考えますが、それだけではうまくいきません。
必ず、「収納する場所」も有効利用する事を考えて、はじめて「整理収納」が完成します。
積木のおじさん、貴重なお時間ありがとうございました♪