「整理収納が好き」という事では、整理収納アドバイザーの仕事にならない

整理収納アドバイザー有資格者数 累計:144,651
2級 134,041名、1級 10,610名(2020年9月現在)

「整理収納アドバイザー」という言葉を耳にされる方もいらっしゃると思いますが、
ハウスキーピング協会が発行している資格の名称です。私が取得してからすでに10年は経過しています。

資格を取得した当時は、認知度は低く、今のような資格サイト一覧に掲載するような資格ではありませんでした。

私が「整理収納アドバイザー」として仕事をしたいと考えていた10年前、「整理収納アドバイザー」として独立すると決めて様々な住宅関係のしごとをして、個人事業主として仕事をはじめました。

お陰様で、様々な経験を積ませていただきました。しかし、私は運良くこれまでのしごと関係者や研究に携わってきた為、仕事をさせていただくことができました。
ふと、考えると「整理収納アドバイザー」という資格を取得しただけでは、もちろん仕事は来ません。

幅広くジャンルも多いこの仕事の中で、一体どこに的を得て、自分がどうなりたいか、ということを考えなければならないのです。

私が一番感じることは「整理収納が好き」という自分の気持ちだけでは、対お客様のしごとに対しての向き合い方が少し異なります。
その危険性は自分の好みで他人の領域を整理収納してしまうからです。
自分の価値観、自分のセンス、これまでの家事の経験などです。
これらのすべてを自分が理解した上で、どのような提案とそして仕事をすべきかをお客様に対して
対応していくことが必要だからです。

決して、自己満足のしごとではありません。お客様が満足してくださってことのしごとであり、そこに対価が支払われることです。これはどの仕事でも当然のことです。履き違えたらいけません。

一体、この「整理収納アドバイザー」としての目的は自分にとってどこなのか?
整理収納の収納グッズや道具、自分の見え方や見せ方を考える前に、お客様の切なる気持ちに耳を傾け、
実現に落とし込んでいくことがとても大切だと感じます。

それは、仕事の大小はありません。その人にとって絡まった紐を少しでも解けるきっかけを作れることこそに目を向けていたいです。
そうなると、仕事の幅は大きく広がります。

 

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